○○○ (気付いたときには) 遅すぎる日記 ○○○
トップページへ
/
最新号へ
/
バックナンバーへ
2017年 9月 8日(金)
『週刊金曜日(17/8/25)』
より。
永世非武装積極的中立を宣言したコスタリカは「丸腰」ではない(P28-、伊藤千尋「医療・教育・副詞予算を削って膨らむ防衛予算 国民生活の破綻を招く安倍流『積極的平和』」)
●軍隊なし=丸腰ではない
コスタリカは本当に軍隊をなくした点が日本と違う。丸腰では国を守れないと言われるが、コスタリカはけっして「丸腰」ではない。世界のほとんどの国は3段階の武装組織を持つ。治安を維持する警察、国土を守る国境警備隊、他国と戦う軍隊だ。日本も三つあり海上保安庁が国境警備隊だ。一方、コスタリカは警察と国境警備隊を持つが軍隊はない。軍艦はなくボート、戦闘機はなくセスナ機だ。まさに専守防衛である。
日本は本来ないはずの自衛隊という軍隊を強化するから周辺国から脅威と見られ、憲法とも乖離する。専守防衛なら国境警備隊である海上保安庁を強化するのが筋だ。コスタリカの国境警備隊員の数は人口比で約0.07%だ。日本の海上保安庁は0.01%である。いかにも頼りない。これを強化して専守防衛かつ丸腰ではないことを示せば憲法にかない国民も納得、安心するだろう。
たとえば
海上自衛隊と航空自衛隊の兵器を防衛用に限定して海上保安庁に統合
すれば、自衛隊は3分の2に減る。さらに陸上自衛隊を災害救助隊とし、ふだんは休耕田や畑を耕して食糧自給に貢献すれば軍隊は存在しなくなる。中国が攻めてくると日本で言われるが、
中国は日本が中国を再び侵略するのではないかと恐れている。お互いの疑心暗鬼が軍拡を招く。
憎悪の連鎖を止める行動を自ら起こすのも積極的平和だ。
↓
ユニークな説ですが、たいへん興味深く拝読しました。たしかに、専守防衛なら国境警備隊で良いはずです。他国に攻め入る、または日本国の領土外で他国の軍隊と戦闘を行うために軍隊が存在しているわけですからね。
米国を中心とする軍需産業は、「国境警備隊」レベルでは儲けが少ないから、世界の「軍隊」を増やそうと躍起になっています。彼ら「死の商人」が暗躍し、一般人もそれに(騙されて)従っている限りは、戦争はなくなりません。専守防衛を謳うのであれば、世界の全ての国で「軍隊」ではなく「国境警備隊」レベルにしましょう。まずは、我々が気付くことが大切ですね。
食糧の自給も立派な「防衛」手段です。目的も平和的ですし、手段も平和的。良いですね。また、陸自を災害救助隊に再編しては?という話は良く聞きますが、日本であれば外国から羨ましがられるような存在を目指せると思います。
リンクは御自由にお張り下さい
Copyright (c) カナリアの裏声
引用部分
は、その出典を「(カッコ)」内などに明記してあります。
新聞の場合、特に指定がなければ、同日付けで発行されたものです。