○○○ (気付いたときには) 遅すぎる日記 ○○○
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2018年 3月 1日(木)
『週刊金曜日(18/2/16)』
より。
政治家の格で韓国に負けている日本(P47、宇都宮健児「ソウル市の改革に学べ」)
…
「かつて、ソウルは人間ではなく土建に投資をしていたこともありました。かつて、ソウルは福祉を浪費とみなしていたこともありました。しかし、2011年を境に、ソウル市民はそれとは異なる道を選びました」
…
「この6年間、ソウルは市民の暮らしに投資してきました。この6年間、ソウルは、人という財産に投資してきました。この6年間、ソウルは、債務を半分に減らし、福祉予算を2倍に増やしました。普遍的福祉の時代が始まり、必要とする人のもとへこちらから訪ねていく福祉制度へと、パラダイムシフトを成し遂げました」
「ソウル市がこの6年間、孤独に戦って始めた変化は、今では新しい政府とともにつくっていく巨大なものとなりました。ソウルの政策は、いまや新しい政府の政策です」
…
これは、隣国韓国の首都ソウル市の朴元淳(パクウォンスン)市長の「2018新年の挨拶」からの抜粋である。
わが国にこのような新年の挨拶ができる首相や知事、市長がいるだろうか。
朴市長は2011年10月に行なわれたソウル市長選挙で勝利し、以後6年間余、ソウル市長を務め、さまざまな改革を行なってきている。
無償給食の実施、ソウル市立大学の授業料の半額化、ソウル市で働く非正規労働者約8800人の正規化、出前型福祉ともいうべき「チャットン」と呼ばれる福祉制度の創設、就職活動をしている青年に毎月5万円を半年間支給する「青年手当」の創設、市民が予算の使い方を提案し、市民の代表が予算の使い方を決定する市民参与予算制度の創設、市民団体の活動を支援する「ソウル革新パーク」の取り組み
などなど、数えあげたらきりがない。
朴槿恵(パククネ)政権を倒した「ろうそく市民革命」の中でも、ソウル市は重要な役割を果たしている。
それまでは警察が放水をしてデモ隊を鎮圧してきたが、ろうそく市民革命の際はソウル市が水の供給をストップしたので、警察は放水車を使うことができなかった。
また、ソウル市は
多数のトイレを確保して集会に参加した市民に開放したり、市民が集会終了後安心して自宅に帰れるよう地下鉄の終電の時刻を遅くした。
さらに、集会終了後ソウル市の職員や清掃車両を動員して広場や道路の清掃も行なっている。
このようなことが日本の自治体、たとえば東京都で考えられるだろうか。
ソウルでできた改革は、東京でもできるはずだ
と私は確信している。
↓
素晴らしいですね! ドミノ倒しのように、1つの自治体が変わると、国全体が変わっていくのですね。
良い実例を見せて頂きました。本当に勇気づけられました。
まだまだチャンスはありますよね、私たちの国、日本も!!
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